最近気になる人について書いてみました(偏ってたらごめんなさい)

 WESTのメンバーはそれぞれが魅力的で、それぞれにギャップが沢山あって、みんな良い子だから好きなメンバーがコロコロ変わる。〇〇担、と決まっているはずの人ですら、他のメンバーの良いところをほめちぎるし、そうせざるを得ない素敵な一面をしょっちゅう見せてくれるし、最高値を更新し続けている。

 

 重岡君のドラマが大きなきっかけでWESTを調べたものの、私も箱推しの虹色ジャスミンだ。しかし最近ちょっと、いや凄く、中間君が気になる、好きだと思う。どうしたのだ。

 

 順番にはまっていったけど、おそらく彼の沼にはまるのは一番最後だった。重岡くんのお芝居が気にいり、神山くんの声に聴き惚れ、そこからは番組内の様子や雑誌記事などから、各メンバーの素晴らしさを目の当たりにして順に魅了されていったのだが、そもそもアイドルアイドルした人が苦手なので、奥さーんとヒルナンデスでお茶の間に呼びかけたり、ライブでぶっちぎりでアイドルな挨拶をする彼は、どちらかというと自分が本来苦手だとする人だと思っていた(本当にごめんなさい)。ジャニーズとしては彼が王道でありスタンスとしては大正解なんだけど。カッコつけるのが苦手な重岡君の方にはじめは共感することが多かったかな。

 

 海外育ちの経験もあり、はっきり意見をいう、仕切ったり司会が上手い、頭のいい人、ちょっと気が強くてS、プライド高そうな印象だった。

 

 それが変わったのがバレーボールの中継の時だった。こたしげと一緒で3人での中継の時。ちょける、盛り上がる2人と上手くトークを回しながら、ゲームの説明もしっかり交えて解説の方と専門的な話も展開する中間君。さすがだなぁと思いながら聞いてた。でも予想通りっちゃ予想通り。このメンツのトークならこの感じが通常運転だよなと感じてた。

 

 その後の試合で、7人全員で中継の日があった。試合が始まる。結構皆話したり、照史君と解説者の方中心に回ってる。面白いなー、楽しいなー、と聴いてたけど、全然中間君の声がしない。いる?生放送で話すの得意な彼、全然声が聞こえない。その頃段々話が脱線しだして、楽しいんだけど試合展開にちょっと動きも出始めていた。そこで初めて彼の声を聴いた「さあ、ゲームの方は〜になってますよ、」と、トークの主軸を瞬時にコートに引き戻したのだった。そして話題は試合展開になり、盛り上がりを見せた。そうしたらまた中間くんの声は聞こえなくなった。後に、また話が別の話題で白熱し脱線が続いた時、また彼がコメントを挟んできた。

 

 私、中間君は自信家だと思っていた。多言語できることも、ブレイン担当ですって言ってることも、アイドルアイドルな発言も。要はナルシスト気質なのかなと思っていた。でも、中継の時の彼は完全に黒子だった。注意深く様子を見て、たまにコートから溢れる球をさっと確実にコートに戻す人。すごく職人だと感じた。もちろん彼がそう振る舞うのは後の6人、特に照史君の進行に絶大な信頼があるから、自ら積極的に口出ししなくても、て思ってるのかもしれないけど。普通自分に自信のある人って、我が我がって話に割って入りたくなるもんだと思うのよね。でもそうじゃなくて。この日の中間君に、ちょっと思ってたんと違う人なのかな、と感じるものがあった。

 

 パパジャニでの彼も、思い起こすと、ナルシストでプライドの高い人がするとは思えないことを山ほどしているし、何よりもそれを厭わない。面白いやろ、俺、と思ってやってる節もあまり感じられない。むしろ、ポンコツなところを狙わずそのまま出している感じ。彼は多分、本当に率直実直、得意なことも苦手なことも全部見せるし、正直な意見も奇譚なく言う。もしプライド高いナルシストで「小心者」だったら、苦手なことは見せたくないし、恥ずかしいことはしたくないはず。彼は、できることは自信を持ってできると言うけど、できないことは「言われたらするけど」できへんで?と表明した上でやる。恥ずかしくても、求められるならなんだろうが躊躇わず即座にやる。やった事のないモノマネや無茶振りもやる。そうして運動などをして壊滅的なフォームを披露して皆からつっこまれている。でもめげないし凹まない。とにかく、ハートが強くて圧倒的にポジティブ(に振る舞える)。これは本当にチームにとってすごく大切なことなのだ。

 

 なぜこう言う人が貴重かと言うと、日本人って(傾向として)、以心伝心っていうくらいで、空気読んだり誰かを傷つけないように言葉や振る舞いに気を付けて人間関係を築いてるイメージ。「本当はこう思ってるけどAちゃんに嫌われそうだからやめとこ」「みんなに合わせとかないと仲間外れにされそうだから怖い」、こんな感情が常にあって、お見合いしながら仲良しごっこをやっている、水面下では足の蹴り合いしてる、みたいなグループをそこここで見る。思い切って本音をバンと言える人がいなくて、探り合いしてる友達づきあい、多いんじゃないかな。

 

 そこに1人でも、臆さずに、こんなん言ったら嫌われるかもとか、そういう感情と自己表現を切り離して考えられる人がいて、「私はこう思う、みんなはどう?」「私こんなことができるねん。でもこれはできへんから誰か助けて」ってサラッと言える人がいたら。それに対して話を展開することができるんだよ。もちろん、その人がただの仕切りたがりやったら、自分の意見以外を受け入れられない人だったら、逆にややこしくなっちゃうこともありうるけど。中間君みたいに、ただ素直に自分の意見を言うだけ、他にいい意見があれば、適任の人がいたら、スッと引いたりできる人ならば、グループの起承転結の「起」をいい感じに担ってくれると思う。日本社会、下手したら問題提起すらできない組織、多いと思うの。「これは良くないと思うけど、みんなはどう思っているんだろう」って腹の探り合い。どうしようを繰り返すけど解決策を出す自信がなくて不安だけ皆持ってる。不安なまま時だけが過ぎる。

 

 WESTには物事の起承転結の起、承、転、結、それぞれ適した人がバランス良くいて、だから仕事仲間としてすごく上手くいくのだろうなと思う。誰かがバンと提起した叩き台をちゃんと捏ねたり変化を加えたりして、最終的に綺麗な完成形に持っていく。中間君は提案する時、言葉を選ぶのが苦手かもしれないけど、引くときは潔く引ける。照史君は人の心の機微を瞬時に察知して上手く言葉でフォロー出来る人。後の5人もそんな兄2人に挟まれているからか、思いやりを持ちつつものびのびと自己表現が出来てるんじゃ無いかなぁと感じる。

 

 中間君が最初からあんなフェミニンでアイドルアイドルした人なのか、はたまた、グループの中のポジション的に足りないエッセンスを補完しようとしてあのキャラを形成していったのかはちょっとまだ勉強が足りなくてわからない。けど彼はただの32歳だけどめっぽう若く見える美人なオジサンだけではないし、最年長なのに蹂躙されるコミカルで愛しい人だけでもないし、ただのインテリキャラでもない。それは確かだと思うし、私が彼をいいなと思う理由もそれではない。どれも素晴らしい魅力だけど、それが肝ではないかなと感じる。歌もパフォーマンスもお芝居もトークも容姿も、WESTは各自レベルが高いしもちろんそこが好きな人も沢山いる。私も中間君は綺麗だと思うし可愛いと思うし、ブログ見てニヤニヤはする(それはやっぱりオタクだから)。でもやっぱり人間性が好き。アイドルだからぶっちぎりで顔が良かったら歌ダンスがさして上手くなくてもチヤホヤされるもんなのかもしれないけど。私はWESTのメンバーの人間性が根本的に好きで、その他の要素の方がむしろ二次的。おかしいけど(笑)。彼らも好きになられ方を間違われてる?のかもしれないけど、その辺りも普通のアイドルじゃなくて、いいんじゃないかと思ってる。

 

 一番苦手かもしれなかった中間君の好きなポイントを見つけてしまい、と言うかむしろ一番好きになってしまいそうな感じで、もうそれこそ彼の言う、この人たちを「嫌いになる自信がない」状態になっている。後悔は無い(笑)。