ネガティブ駅始発

岡嶋さんの本を読んで、自分の過去と夢について、少し思いを馳せてみた。

馳せてみたけど、書けば書くほど暗い話しか出てこない()。マジでネガティブ始発の人間だなと改めて感じたよ。よく今元気に生きてるなあ...

ツイッターの印象と多分全く違うと思うし、どよーんとした気持ちになるだろうから、ここからはどよーんとしても大丈夫な人だけ読んでください。

大して波瀾万丈な人生でもない。毎日生きるのが大変な人はごまんといる。でも私なりにしんどかった事を、書いてみました。

 

 

 

 子供の頃の私は何にでも理由や許可を欲しがっていた子だった。テーブルに置いてある晩御飯もこれ食べてもいい?といちいち確認したり、何か欲しいものがあったら、〇〇で必要だからとか、〇〇ちゃんに持っていったほうがいいって言われたから、とか、自分で判断したりやりたいと思う感情を正直に表せない子だった。

 

 

 今になるとその性格の理由はなんとなくわかる。自分の意見や思うことにとにかく自信がなかったから。自分が基準で考えたことの正当性を信用できなかったから。

 

 

 容姿も妹とよく比べられていたし、ファッション系の会社で働いていた祖父はシビアで率直な人だったから、家族の食卓の最中でも平気で妹を絶賛し、私には触れる事はなかった。鈍い自分でも、妹との外見の違いを意識せざるをえなかった。悔しいとかはなくて、ただ、事実をしょっちゅう突きつけられて、虚しかった。将来にも期待されてないことも、子供心に悟ってしまった。つまらない子だと思われているのかなって。本当はきっとそんなことなかっただろう、待望の第一子だったんだから、と今となれば思えるんだけど(実際のところはわからない)

 

 

 とにかく自己肯定感がとても低い子だったので、我儘を言えたり自分の意見をはっきり言っている子を見るたび、何でそんな強く言えるんだろう、自信が持てるんだろう、私には到底無理だなあと思っていた。

 

 

 そういう性格だったので友達を責めるような事はまずなく、言うはずもなく、喧嘩することもなかった。少々嫌なことがあっても全部我慢していた。と言うより基本自分に非があるんだと思っていた。人を責める、責めようという発想がなかったから。

 

 

 ある時急に3人グループの他の2人から無視をされ始めて、理由がわからなくて、2人は今機嫌が悪いのかなとか、私がまずいこと言ったのかなとか、モヤモヤしながら数日過ごして、何を話しかけてもスルーされることに耐えきれず、泣き出してしまったことがあった。

 

 

 その時2人が言ったのは、「ひとみちゃんが全く怒らないから、だから、どうしたら怒るのかと思って、無視をした」と言われた。2人には、私が不気味だったのかもしれない。わがままを言わない、文句を言わない、友達なのに本音で付き合ってない、みたいな。

 

 

 違うんだけどな、って、私がそういう性格である理由は当時はうまく説明できなかった。でも泣いたことで私にも感情があるという事は伝わったらしく、その後同じような無視をされる事はなかった。

 

(暗いけどまだまだ続くw)